2016-6-1 感動
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俺が今よりも馬鹿で、世の中に絶望してて、
どうしようもなく後ろ向きだった頃、友人と
カナダに旅行に行った時の話。

 

現地に着いてホテルのチェックを済ませた後
すぐに当初の目的であるスノボーを楽しむ為雪山へ。

友人4人とギャーギャー言いながら滑ってると、
現地のおばさん(50代位)と接触事故。
完全によそ見してた俺の責任で
怪我させてしまった。

 

すぐに友人が救急隊を呼んで事情を説明をして
おばさんを病院に連れていくことに。
診断結果は左足首の捻挫及び左肩の打撲。
おばさんはずっと号泣してるし、面倒臭せーなーと
思いながら英語の喋れる友人に通訳して
もらいながらひたすら謝った(俺は[ソーリー]の一点張り)。

 

おばさんの旦那さんも病院に来たと聞いたので、
一応そっちにも謝っとくかって事で病院のロビーへ。

 

息をきらしながら受付で病室を訪ねてた
おじさん(旦那さん)は俺を一目見て

 

「!!!!!?」

 

何故か驚愕の表情。

 

いっぱいいっぱいになってた俺はそれをスルーして
適当に謝ってた。
そしたらおじさんはいきなり俺の肩をガッシリ掴んで
何か英語でまくし立てて軽くパニクってる。

友人に通訳してもらうと、

「もっと顔を見せろ!」「ああ神様!」

 

とか言ってるとの事。

 

「ハァ?」

 

な俺は頭のおかしいおっさんだと思い軽くウンザリ。

とりあえず病室へってことで少し落ち着いて
みんなでおばさんの元へ。
その間もおじさんは俺の腕を掴んだまま離さない。

「あ-相当怒ってるな-」
「もう一回ちゃんと謝っとくか」

 

と思い、病室に戻ってから二人を前にして改めて
頭を下げた。

 

[金とか要求されるとされるとこっちも堪らない。
誠意ある謝罪(のフリ)で切り抜けよう。]

 

そんな事しか頭にない俺は本当に腐ってたと思う。

 

「落ち着いて聞いてくれ」

 

おじさんの話を例によって友人に通訳してもらう。

「事故の事は別に怒ってない、
悪いのは完全にこちらの方だ。」

 

うわー!お人よしだねー!
俺ならしっかり金取るけどなー!

でもまあ助かったかな?丸くおさまりそうな状況に
俺は心の中で舌を出した。

 

「そんなことより聞きたいことがある。」

「君の顔をもっとよく見せてくれ」

 

ずっと下を向いていた俺は二人に近づいてちゃんと
顔を見せた。

そしたらまた、

 

「おお神様!」とか「なんてこと!」

 

とか言って泣いてんの。

 

どうやら俺が誰かに似てるらしい...

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